ビニャーレス
ハバナから西へ150kmほど行ったところにビニャーレスという地域がある
とても風光明媚な観光地として有名なだけでなく
キューバの名産である葉巻の産地としても有名な場所だ
ビニャーレスは乗馬観光がとても盛んで、とてもたくさんのおとなしいお馬さんたちがいる
乗馬の経験の有無なんかまったく聞かれずに乗せてくれるけど
本当にとても大人しいのと、比較的小柄な品種のお馬さんたちなので
たぶん誰でも乗れるんじゃないかな
乗馬のお迎えを待っていたら
馬車がきた笑
何年も何年も毎日同じルートを歩いているから
お利口なお馬さんたちは道をよく知っていて
なにも指示しなくても
勝手に並んでぽくぽく歩いてくれる
途中浅い川のようなところも歩いてくれて
なかなかのエクスカーションだった
雌馬は繁殖用で別の場所にいるそうで
観光客を乗せていいのは雄馬と決まっているのだそうだ
で、可哀想な気もするけど繁殖期に暴れ馬になると危ないので
みなさん去勢をされていると
わたしの乗ったお馬さんはパピヨンと言って
フランス語で蝶々の名前を持つ子だった
ビニャーレスは葉巻が有名なのだけれど
その他にコーヒーの栽培もしていて
非常に原始的というか、素朴な装置を使ってコーヒーの加工をしている
一緒に行ったオランダ人が、ある地元のおじいちゃんが自分用に作っているコーヒーを飲ませてもらったそうで
人生で1番美味いコーヒーを飲んだって
彼がコーヒーをご馳走になっている頃
わたし達3人は、湖に向かって歩いてた
15時頃でもかなりの日差しでほとんど日陰のないところを延々と歩いていく
あっついし、のども渇いて
『湖についたらレモネード飲んで泳いでリフレッシュするんだ』
と、それだけを励みに歩いていたら
湖までもう少し
というところで、乗馬ツアーを案内しているガイドさんから声をかけられた
『どこ行くの?あそこの湖は干上がっちゃってて泳げないよ』
それなりの大きさの湖らしいし
12月には飛び込めるくらいの深さもあった湖だそうなので
『んなわけあるかーい』
って、からかわれたんだと思ってたんだけど…
着いたらほんとに干上がってて
1滴の水もなかった…
こんなのもはや笑うしかない